あるアンケート調査によると、夫とのセックスにとても満足していると答えた主婦は、全体のわずか10%にも満たないという結果が出ています。
これは総じて、男性のやり方に主な原因があると言ってもいいでしょう。
男性は、ともすれば前戯をおろそかにし、自分の性欲を満たすだけの粗雑なセックスに走りがちです。
これでは、ゆっくりと時間をかけて性的な興奮が高まってくる女性を、セックスで満足させる事ができないのは当然と言えるでしょう。
世の男性の中には、心当たりのある方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、男性がセックスで女性を気持ち良くさせるための、前戯の方法や手順についてお伝えしたいと思います。
この記事を最後までご覧になると、あなたはパートナーと共に、充実したセックスライフを送る事ができるでしょう。
セックスの前にムードを高める方法
男と女の性的な興奮の高まり方には、大きな違いがあります。
まず、男の場合は短距離傾向にあり、性的な刺激を感じると見る間にペニスが勃起をして、すぐにでも射精ができる状態になります。
一方で、女の場合は長距離傾向にあり、性的な興奮はゆっくりと時間をかけて高まり、体も徐々に性的な反応を示します。
そうすると、男のペースに合わせた、性急な方法でベッドインへと持ち込んでしまえば、女は上手く男を受け入れる事ができず、お互いが歓べるセックスは成り立ちません。
つまり、セックスのテクニックだけでは、女性を本当に気持ち良くさせる事はできないという訳です。
そうした事で、男が女をセックスに導く場合には、はやる気持ちを抑えて、まずはムードを作る事が大切なのです。
ムードを作る場合は、手始めとして室内の照明を暗くする、ムードのある音楽を流す、アルコールで気持ちを解ぐすなどの方法があります。
また、見つめ合う、優しい言葉をかける、指先などに軽く触れる… といった方法を使うと、ムードは更に高まってきます。
そうすれば、彼女の気持ちは次第に盛り上がり、その先にあるセックスへの期待感も高まってくる訳です。
そして、女性のセックスOKのサインとしては、頬の紅潮、息が荒くなる、発汗する、などが挙げられます。
前戯を始めるキスの方法
さて、ムードが盛り上がったところで、いよいよ前戯に入りますが、その始まりとなる方法がキスです。
キスは、お互いの気持ちを確かめ合う上での大切な行為であり、女性は男性に愛されていると感じる事で、心も体も燃え上がってきます。
それ故に、前戯で上手いキスができる男というのは、総じてセックスも上手い傾向にあります。
もちろん、初めは唇同士で触れ合う軽いキスを繰り返し、徐々にディープなキスへと持ち込みます。
キスは、お互いの粘膜同士を接触させる行為なので、女性は無意識のうちに、男女の性器が触れ合うセックスを連想します。
特に、ディープキスでお互いの唾液が口の中で交じり合うと、女性にとっては、すでに体を合わせたのと同じような刺激になります。
そして、キスの合間にときどき口を離して、相手の目を見つめる、あるいは優しい言葉をかけてあげるといった方法を使うと、彼女の気持ちは更に燃え上がってきます。
服の上から行う前戯の方法
ディープキスの段階で、男性のペニスは既に破裂寸前の状態かもしれません。
しかし、ここで彼女の服を手荒に剥ぎ取ろうとする方法で攻めてしまうと、彼女の気持ちは一気に冷め、せっかくのムードも壊れてしまいます。
前戯で大切なのは、一つ一つの段階を踏みながら、ゆっくりと先へ進んでいく事です。
そこで、キスをしながらも、今度は服の上から彼女にボディタッチをするという方法がベターです。
前戯で性的な興奮が高まってきた女は、体が刺激に対して敏感になっていますから、服の上から触られるだけでも感じます。
ボディタッチの方法としては、まずは腕や肩、あるいは背中などに優しく触れてみます。
この時に、もし、彼女が抵抗を示さないようであれば、今度は腰、ヒップなどにも自然に手を伸ばしていきます。
更に、頃合いを見て、首筋、胸、太ももの内側など、より敏感な部分もソフトに攻めていきましょう。
そして、女性器の辺りにも軽く触れながら、彼女の反応を確かめてみてください。
もし、抵抗を示さないようであれば、今度は彼女の上着に自然に手をかけ、ゆっくりと服を脱がしにかかります。
同じようにして、次は彼女のズボン、またはスカートにも手をかけ、そしてゆっくりと脱がします。
こうした方法で、セックスの最中に下着姿をさらされてしまった彼女は、更に激しいボディタッチを求めながら、その体を火照らしている筈です。
下着の上から行う前戯の方法
下着姿の女を目の前にした男は、その下着をすぐにでも剥ぎ取り、乳首や性器を直に愛撫したいという衝動に駆られるかもしれません。
しかし、ここでもはやる気持ちを抑えて、まずは下着の上から触る、あるいは愛撫するという前戯の方法に止めておくのがベターです。
なぜなら、それが”セックスのじらしの効果”となって、女の性的な興奮を倍増させるからです。
前戯の方法としては、ブラジャーの上から乳房を揉む、ブラジャーの隙間に手を差し入れて乳首を触る、あるいはブラジャーを少しずらして乳首を愛撫してあげます。
すると彼女は、ブラジャーが外れそうで外れないもどかしさで、セックスへの期待感がより高まってきます。
また、パンティの縁に指を差し入れて、お腹やヒップの辺りをゆっくりとなぞる、パンティのゴムを下ろしてヘアにキスをする、あるいはパンティを少しめくって性器を愛撫してあげます。
すると今度は、パンティが下ろされそうで下りないというもどかしさで、彼女の性的な興奮は更に高まってくるのです。
このように、下着の上から行う前戯の方法というのは、女性に刺激的な快感を与えるという点で、セックスに大きな効果をもたらします。
セックスの満足度は前戯で決まる
参考までに、ある調査によると、実際に前戯を行う時間は5~15分と答えた人が多く、
その半数以上の女性が30分以上の前戯を望み、約15%の女性は1時間以上の前戯を望んでいるという結果が出ています。
こうした事からも、女性がセックスで満足するためには、いかに前戯が大切であるかという事が分かります。
さて、この記事でお伝えしている、キスから始まった前戯ですが、ここまでかなりの時間をかけている事がお分かりだと思います。
しかし、これはまだ前戯の序章にしか過ぎず、ここから更に様々な方法で攻めていくと、女の体全体が敏感な性感帯に変わっていきます。
そして、執拗なほどのじらし効果によって、性的な興奮が我慢の限界に達した女は、自らあなたのペニスを欲しがる素振りを見せる事になる筈です。
こうして、女性が淫乱なメスへと変貌を遂げた時、前戯の最終的な目的は果たされたと言ってもいいでしょう。
ここからは、セックスの最終目的に向けて、いよいよ前戯の後半へと入っていきます。
彼女が服を脱いでからの前戯の方法
下着の上から執拗な愛撫を受けた女性は、「もう我慢できない、じかに触って欲しい…」と言わんばかりに、
自らの手でブラジャーのホックを外し、そしてパンティを脱いでしまう事があります。
そして、後はあなたに身を任せ、なされるがままにセックスの深みへと入っていくのです。
全裸になった彼女を、更に前戯で攻める場合は、本丸とも言える性器への愛撫は最後にとっておき、
じらし効果を狙って、先に舌技を使ったおっぱい攻めの方法を使うのがベターです。
その手順としては、まず乳房を優しく包み込むように揉み回したり、上下左右に揺すぶったりします。
そして今度は、敏感な乳首の先端に向かって、ゆっくりジワジワと、唇や舌を使って刺激を加えていきます。
こうした前戯の方法で、おっぱいを攻め尽された彼女は、「今度は、私のいちばん敏感な部分を攻めて…」と言わんばかりに、身悶えしながら歓ぶ筈です。
セックスの前戯に欠かせないクンニの方法
おっぱいを丹念に攻め尽くした後は、いよいよ前戯の要ともいえる、舌技を使ったクンニで女性を気持ち良くさせます。
クンニとは、セックスの最中に、舌や唇を使って、女の性器を愛撫する行為の事です。
一言で女性器といっても、刺激を加える箇所は、下の図に見られる通り、大陰唇、小陰唇、クリトリス、膣口などの数か所があります。
【女性器の周辺図】
この中で、最も敏感なのがクリトリスであり、ここは男性でいうと、ペニスの先端の亀頭に該当します。
ですから、女性によっては、セックス中にペニスを挿入されなくても、クリトリスを刺激されただけでオーガズムに達する場合もあります。
また、膣口も刺激に対して非常に敏感であり、その奥には膣内で最も敏感なGスポットがあります。
このように、女性器は非常に敏感な部分が集まっていますから、前戯で攻める場合には、常に唾液や愛液で潤しておき、
刺激はじっくりと優しく時間をかけた方法で行うのがベターです。
ですから、AVの真似をして、無暗に強い刺激を加えるという方法を使ってしまうと、女性は気持ち良くなるどころか、逆に痛がってしまう場合もあるので要注意です。
女性をセックス好きにするフェラチオの教え方
ここまでの前戯は、男が攻めて女が受け身となる方法でしたが、その逆のパターンがフェラチオです。
ただし、セックスの経験が浅い女性などは抵抗を示したり、戸惑ったりする場合もあるので、強要は禁物です。
そこで、自然な流れで彼女にフェラチオを覚えさせる方法として、まずはペニスに慣れてもらうために触らせてあげます。
例えば、バスルームで彼女にペニスを洗ってもらう、あるいは前戯の最中に、彼女の手を取ってペニスに触れさせます。
こうして慣れてくれば、今度はペニスで彼女の口元に触れる、あるいは唇に押し当てたりします。
ここで彼女が、唇や舌を使ってペニスを愛撫するようになってくれば、後は自然にフェラチオの仕方を覚えるようになってきます。
すると彼女は、ますますセックスを楽しめるようになる筈です。
シックスナインはセックスの最高の前戯
セックスの前戯で、最後に行きつくところがシックスナインです。
シックスナインとは、男女が唇や舌を使って、お互いの性器を愛撫し合う行為であり、早い話がクン二とフェラチオの合わせ技という事になります。
シックスナインを試みる方法としては、クン二から、あるいはフェラチオから、自然に体勢を変えて行うのがベターです。
これは、二人がセックスに慣れ、呼吸がピッタリと合えばこそ成り立つ行為であり、お互いの性的な興奮を高める最高の前戯になるでしょう。
この後は、いよいよインサートを行い、オーガズムへと昇って行く事になりますが、続きはセックス「挿入編」をご覧ください。
まとめ
女は男と違って、性的な興奮が高まるのに時間がかかるので、セックスへ誘うにはムード作りが大切になります。
そして、ムードが高まってくれば、一つ一つの段階を踏まえながら、じっくりと前戯を進めていきます。
前戯の目的は、女の性的な興奮を最高潮に高め、セックスの最終段階であるインサートへ導く事です。
その前戯の方法は、次の通りです。
「キス」⇒「服の上からボディタッチ」⇒「服を脱がせる」⇒「下着の上から愛撫」⇒「下着を脱がせる」⇒「乳房や乳首を愛撫」⇒「性器を愛撫」⇒「フェラチオ」⇒「シックスナイン」
こうした中で、女性が自らペニスを欲しがる素振りを見せれば、その時点で前戯の目的は達成です。